J-SPORTS で CM バシバシ流してて気になってたレフェリーという映画を観てきた。EURO2008 でのレフェリーに的をしぼったドキュメント作品。誤審を巡る話を中心として映画は進むけど、試合後のレビューや、記者とのやりとりなど、ここまで流しちゃっていいの!?ってぐらいレフェリーという仕事を見せてくれます。試合中の主審・副審・第4審判間の無線でのやりとりもそのまま使われていて、審判間で反則を確認し合ったり、これからの天気を心配したり、試合後のピッチで選手に詫び入れにいったりと、レフェリーの人間味も出てて面白い。
レフェリーという仕事に対するレフェリー自身が敬意を持っているというか、所作・発言のプロフェッショナルぶりが印象的な映画でした。人間だから誤りがあるのは当たり前と受け入れたうえで、過去に誤りがあったとしてもくじけずに勇気を持ち続けて判断をして続けていくという力強さが、いいレフェリーの条件なのかなーと思った。日本のサッカーの主審は全員これ見るべきじゃないかな(ここだけセルジオ越後風)。まぁ、自分も人間の創作活動に対する判断をくだす仕事をしているので、判断できる勇気を持って仕事に従事していきたいですね。
映画のなかで、プラティニが審判と懇談するシーンの中で私は審判に不満を述べたことがないっ!(キリッ)と言っていたが、すかさず誰かに「東京ではそうではありませんでしたよね」(トヨタカップの幻のゴール)と突っ込まれていたのにはウケた。